2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」。
前回(第33回)の「嫌われ政次の一生」では、小野但馬守政次(高橋一生さん)が最期を遂げました。
辞世の句も登場。
あれはドラマ演出上のものでしょうが、次のようなものとなっていました。
白黒を つけむと君を ひとり待つ 天つたふ日そ 楽しからすや
これは直訳すると次のような意味になるかと思います。
「囲碁の決着をつけようと君が来るのを1人待っている。そんな夕暮れどきのなんと楽しかったことか。」
直虎がもうすぐ自分に家にやって来る。それ待つ時間もワクワクして楽しかった、ということを詠んだのではないかと。
ただ、それ以外にも意味を持たせているという解釈も出来るかもしれないですね。
例えば、「自分は先にあの世にいってしまうが、君が来て、また囲碁でもできることをのんびり待っているよ。待っている時間でさえ、自分には楽しいのさ(だから、先に行くからといって心配するな)」的な。
これまでは屋敷で待っていたのだけれど、これからはあの世で待つことになるという違いだけ。待つことも楽しいのだ、と。
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